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2006.07.31 19:42|いつか見た あの場所で

・・・、腹減った・・・。
どのくらい、経ったのか・・。
あのまま寝てしまったらしい、着ていた洋服のままベッドに寄りかかっていた。
部屋の時計は、午前7時過ぎを指している。
立ち上がり、下に行く。
もう、親父は仕事にでただろう。
淡い期待を抱いて、リビングに行った。
「お前の育て方が悪いから、あぁなるんだ。」
「ごめんなさいねぇ。今日、よく話してみるわ。」
・・・・。育て方・・・・?てか、まだ会社行ってねぇのかよ。
「お前に似て何を考えているんだか。へらへら人生生きて、どうにもならん奴になる。」
・・・・・っ!
「うるせぇよ、俺はお前に似なくてよかったって、心底思ってんだよ!!」
リビングのドアを、力いっぱい開ける。
椅子に座った親父が、持っていた新聞を机にたたきつけた。
母親は、驚いて振り返った。
「なんだと、主計!」
親父の声を背にして、二階に駆け上がる。
そこには昨日帰ってきたまま、置きっ放しの鞄とコート。
「主計?!」
母親が、階段の下から呼んでいる。
俺は鞄とコートをつかむと、階段を下りた。
心配そうな母親の顔。
廊下には、親父が立っていた。
「母さん、ごめん。」
小さく呟く。母親は、何が起こるのか察したか、不安げな顔つきでいる。
俺は、靴を履くと親父を見た。
「俺なんか、きにくわねぇんだろ?でてってやるから、安心しな!」
そういうと、俺は家を飛び出した。

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テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.31 16:00|いつか見た あの場所で

「主計っ、大丈夫?!」
母親は、親父と俺の間に入って親父の次のこぶしを止めた。
「大丈夫。」
殴られた頬はじんじんとしびれて、感覚がない。
「主計、目的がわからないといったな。」
顔を真っ赤にした、父親。冷静を保とうと、静かに口を開く。
「やりたいことも、将来の目的も何にもないお前が、大学にさえ入らないで社会にでたって、何の役にも立たないんだっ。」
「・・・。」
確かに、そうかもしれない。
親父の言いたいことは、わかる。
「でも、大学に入ったからって、どう自分の為になるって言うんだ?!」
言いながら、むかむかしてきた。

「他の奴と同じことをして、みんなが入るから大学入って、まねっこの人生かよ?そのままどっかのサラリーマンにでもなりゃ、親父は満足なんだろ!」
はき捨てるように叫ぶ。
親父の我慢の糸が切れた。
突然俺のほうにつかみかかってくる。
「子供が生意気なことばかり言ってるんじゃない!!親に金だけ使わせて、勝手なことばかり!」
母親が、寸でのところで親父の腕を捕まえた。
「主計っ、自分の部屋に行きなさい!!」
二人ともおちつくのよっ、と叫ぶ。
俺は、声に押されるように、二階に駆け上がった。

何を話しても、今は無駄。
親父には、こっちの気持ちなんかわからないんだ。
麻痺していた感覚が戻り、痛みが襲う。
「あー、もう面度くせぇ。」
そのまま、目をつぶった。


テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.30 19:38|いつか見た あの場所で

「何を黙っている。」
「っ。」
親父の声で、頭を上げる。
親父は立ったままだった。
「予備校から、電話があった。」
あぁ、本題に入るのね。何の前置きも話もなく。



「テストの点も最低。呼び出しにも応じない。」
かなりイラついているようで、頬がぴくぴくと動いているのがわかる。
「お前は何の為に、予備校に行ってるんだ?!金を使わせる為だけか?」
「あぁ?!」
つい、反論の声を上げる。
「言いたいことがあるなら、言って見ろ。」
俺の声に、親父は静かに言った。
俺は、親父を見返す。
「・・・、前にも言った。」
前言ったら、「今度にしてくれ」と寝られてしまったのだ。
疲れてるのはわかるけどよ・・・。
「何の為に大学に行くのか、目的がわからなくなったか・・・ら・・・っっ」
親父の手から、鞄が投げられる。
寸前でよけると、後ろから母親の声がした。
「いたっ。」
振り向くと、足をおさえている母親。
よけたものが、母親に当たってしまったらしい。
声をかけようと口を開いたとき、親父のこぶしが俺の頬に当たった。
「いっつ・・・。」
口をあけていた為、歯で口の中を切ってしまった。
苦い血の味が広がる。
親父は、顔を赤くして仁王立ちしていた。

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.30 10:01|いつか見た あの場所で

「そこ座れ。」
リビングに行くと、親父が椅子から立ち上がったところだった。
銀の細いフレームに、分厚いレンズのめがね。
見るからに、神経質そうな男。
どうしてこの二人って、結婚したんだ?と首を傾げてしまうほどの、母親との相違。

母親は、お気楽な性格であきらめも早いし、考えても仕方ないじゃないというタイプ。
それに比べ、親父はすべてが理論だっていて、自分が納得できないものは最後まで納得せず、忘れない。
子供の頃はそんな親父を、理論派でかっこいいと思ってたけど、今は違う。

ただ、うるさいだけ。
ただ、面倒なだけ。

ただ単に、思い通りに行かないからだけなんだ。
親父が、俺に怒りをぶつけるのは。

そう思ったとたん、今までの親父が崩れ去った。

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.29 09:30|いつか見た あの場所で

予備校から地下鉄を乗り継いで、約30分。
最寄り駅から徒歩15分。
そこが俺の家。
最近、ドアを開けることが、凄く嫌。
喧嘩ばかり。
ぽつんぽつんと続く街灯の下、気が重いまま玄関の前に立った。
知らずにため息をつく。
隣の家の犬が鼻を鳴らしてこちらを見ていたが、なでてやることさえ面倒な気がして、家の鍵をあけた。
「・・・、ただいま。」
几帳面に並べられた、親父の靴。
リビングに行かず、そのまま2階に上がろうとした俺に気付いて、母親がドアから顔を出した。
「主計、お帰りなさい。ご飯は?」
手に、お皿を持っているところを見ると、親父もこれから飯なのだろう。
少々・・どころじゃなく腹はすいているが、面倒くさいが先にたつ。
「いいや、俺。」
そういい残して階段に足をかけたとき、親父の冷たい声が飛んだ。
「主計、こっちにこいっ。」

・・・・、うぁ面倒くせぇな・・・。
何で呼ばれたかわからないまま立ち尽くしていると、母親が親父のほうをちらちら見ながら小声で言った。
「あんた、何かやらかしたの?さっき予備校から連絡きたわよ。」
私電話とってないから、内容知らないけど。
そういうと、お皿を持っていないほうで手招きをした。
・・・・、あぁ・・・。
内容に察しがついて、あきらめる。
テストのことと、今日呼び出しすっぽかしたことかな・・・。
まぁ、確かに俺が悪いし。
仕方なく親父のいるリビングに向かった。

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.28 10:38|いつか見た あの場所で

「・・・・・。」
いつになく、真剣な遠野の言葉に沢村だけでなく俺まで考えてしまった。
・・・・それはね、言葉だけの反抗なんだ。やりたくないなら、やめてしまえばいい。相手を納得させる前に、自分の生き方を自分が納得しなければダメだよ・・・
言葉だけの反抗・・・。
俺、自分の生き方に納得なんてしているかな・・・。
嫌だと思いながら、予備校に来て勉強して・・・。
沢村は、じっと遠野の目を見ている。
「えらそうなこといってるなって、自分でも思うけどな。でも、決めるのは自分だよ。」
「決めるのは、自分・・・。」
沢村が、言葉を繰り返す。
遠野は、ゆっくりと頷いた。
「おれもな、悩んだ時期があって。でも、何がやりたいかは自分だけが知っていたよ。」
と、スケッチブックを見た。
「俺は自由を、自分で手に入れたと思ってる。でも、その代わり、他のものは俺からなくなってしまったけどね。」
「他のもの・・。」
「そう、だから自分で納得しなければダメだ。」
・・・、遠野って、いろんな事考えて生きてるのかな・・・。
複雑な立場。
父親に雇われていながら、沢村の事を本当に考えて話をして・・・。
立場的にどうなんだろう・・・。
「そういえば、僕、遠野さんの絵を見たことないです。見せていただけますか?」
遠野は、そうか?と嬉しそうにスケッチブックをテーブルに広げた。
「風景画ばかりなんだけど・・・。」
スケッチブックには、田園風景と呼ばれる画がいくつも描かれていた。
「遠野が絵を描いているとこ、ぜんぜん想像つかない。」
本心からの感想。
遠野は、そーだろーと笑った。
「そのギャップがいいんだよ、自分で俺ってすごーいとか思って、やってるんだから。」
そんな会話の隣で黙って画を見ていた沢村の視線が止まった。
「・・・、これ・・・・・。」
そこには他と違って、まだ彩色されていない風景画があった。
「見たことあります・・・、この風景。」
遠野は沢村のその言葉を、嬉しそうにきいていた。
「それはな、俺の心の故郷。実際住んだことないけど、見たとき、ここは俺の故郷だってすげー思った場所。」
「沢村、覚えがあるの?」
食い入るように見つめている沢村に、聞いてみる。
「・・・、なんとなく見たことあるな・・・くらいなんですけど・・。」
「ふぅん?」
「どこかで沢村も、見たことがある風景かもしれないよ。気に入ってくれたなら、うれしいね。」
そういうと、沢村の手からスケッチブックを受け取った。
「で、沢村。今日どうするの?」
話を戻す。
あんな事があったあとじゃ、家かえるのつらくないか?
沢村は考え込んでいた目を上げて、にこっと笑った。
「逃げてちゃいけませんからね。帰って、もう一度話します。」
そういうと、残っていた紅茶を飲み干し立ち上がる。
「多分叔父からの連絡で、迎えが来てしまっていると思うので帰りますね。」
遠野が無言で立ち上がる。
「じゃ、俺も授業行くかな。そーちゃんは?」
ボディーガードさんは、大変ね。
心の中で思いながら、手を振った。
「俺は戻ると面倒なことになりそうだから、帰るわ。じゃね、おふたりさん。」
2人は連れ立って予備校のほうへ、歩いていった。
おれは2人のいなくなったテーブル席で、ぼやっと時が過ぎるのを待っていた。
俺のしたい事・・・、俺は・・・。
ただいうだけで、中身のない反抗を繰り返していただけ・・・。
遠野の言葉、ちときつかったな。
時計を見る。
そろそろ予備校の終わる時間。
「帰ろ・・。」
コーヒーショップを後にした。



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ジャンル:小説・文学

2006.07.27 23:16|未分類

クーラーにばっちり当たりすぎの、kazuです。
いろんなところをブログめぐりしたりして、わかったことがひとつ。
「kazu」という名前をお使いになっている方が、多い事。
いつも見ているブログにコメントしようと思ったら、同じkazuの名が。。。
小説に限っては、名前を変えようかなと思ったりもしています。
せめてなんとかkazu、か、kazuなんとかか。
日記のブログをkazuでやっているから、そちらから見に来てくれた人が、まったく違う名前使ってブログかいていたらあれって思うでしょうしね。
そのうち、変えます。

とと、話がそれました。
今日は、人物設定をしようかなと思います。
最初にしたものがあったんですが、だんだん変わってきてしまったので
ご紹介がてら自分の頭の中を整理(いや、これが一番の目的かも)
しようと思います。

今日は、おいらの小説の主人公 相馬 主計です。
私は主人公をないがしろにするのが得意なので、あまり目立たない存在にならないよいうに気をつけてます。

相馬 主計(そうま かずえ)
1988年 12月12日生まれ 17歳
身長 178CM
体重 63Kg
血液型 O型


どちらかというと、喧嘩っ早くて一本筋の通った男にしたいと思ってます。
が、裏を返せば融通の利かない男かな?
両親と3人家族。予備校までは地下鉄を乗り継いで、30分弱。
男子校に通っています。

・・・、これだけ・・・、かな・・・・。
登場人物個々のイラストを書いているのですが、間に合わず。
かけたらアップします。よろしければ見てやってください。

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.27 10:08|いつか見た あの場所で

「相馬さん、本当にいいんですか?」
「うん?かまわないよ。べつに。」
予備校から少しはなれた、セルフのコーヒーショップ。
予備校の始まった時間でもあり、俺ら年代の人間は少ない。
その代わり、会社帰りだろうか。
スーツを着た人が、ちらほらと座っている。
喫煙席の一番奥の席に、俺たちは座っていた。
遠野がうまそうにタバコをふかしている。
「でも、相馬さんも呼ばれてたのに。僕のせいで、何かご迷惑をおかけしてしまったら申し訳なくて・・・。」
「そーちゃんは行こうが行くまいが、あんまり変わらんて、沢村。」
「何ーっ。」
じろっと遠野をにらむ。遠野は「怖い怖い」と、おどけて笑った。
「ま、気にしないでくれ沢村。俺的には、お前の態度のほうが気になる。」
沢村は、ぼっと顔を赤くしてうつむいた。
「なんか・・・、スイッチが入っちゃったんですよね・・・。」
いや、面白くていいんだけどね。
「だって、さっきの学長。僕の父の弟なんですが、父の前では凄い下でで。」
「あんなに偉そうなのに?」
沢村は、嫌悪感丸出しの顔で頷いた。
「他の人の前ではあんなに態度が大きいのに。何だこの人ってずっと思っていたので、自分のこと棚にあげてって。」
そりゃ、そうだな。
「でも、沢村。家帰ったら親父さん・・・まずいんじゃない?話、いってると思うよ。」
遠野の言葉に、沢村がため息をつく。
「もう、いいです。毎日言いあいばかりだし。」
紅茶のカップを取り上げて、一口飲んだ。
「疲れました、僕。」
・・・・・
沈黙。
俺はなんとなく、そわそわと遠野を見た。
遠野は、父親がつけた沢村の保護者。いうなれば、監視役ともとれる。
遠野は俺の視線に、何をいわんとしているか感じ取ったらしく、軽く微笑んだ。
「沢村。」
「・・・はい。」
遠野の声は、どこか優しかった。
「疲れたんなら、やめてしまいなさい。沢村、自分の生き方は、自分で決めるもんだよ。」
・・・・?
遠野は吸いかけのタバコを灰皿に押し付けると、沢村を見た。
「疲れた、やめたい。でも、お父さんが言うから、僕はやりたいこともできない。」
「・・・。」
沢村は、口をつぐんで遠野の話を聞いている。
「それはね、言葉だけの反抗なんだ。やりたくないなら、やめてしまえばいい。相手を納得させる前に、自分の生き方を自分が納得しなければダメだよ。」

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.26 11:00|いつか見た あの場所で

「何事?」
小声で呟く。
遠野が、黙るように口に手をやった。
「そうだ、沢村君。君の実力は、この予備校内でも上位のほうだ。何の理由もなしに、成績が突然下がるとは思えないんだが。」
・・・・、それって・・・。
なんとなく沢村が言われている内容がわかって、肩を落とす。
「相馬君との友人関係は、君にマイナスになるにせよプラスにはならない。わかるね?」
やっぱり・・・。
遠野は声も出さずに、肩で笑っている。
軽くこぶしで小突く。
「この事は君のお父さんも・・・、私の兄も望んでいない。君がどうするべきか・・・。叔父として、話をしているんだ。」
・・・叔父?
遠野を見ると、小声で「学長」と呟いた。
父さんが理事長、叔父さんが学長・・・。
あんまり意識してみたことなかったけど、この予備校って一族経営なんだ。
関係ないことを、頭で思い浮かべる。
「叔父さん・・・、ですか。」
沢村の声。
続いて、ため息が聞こえた。
「いい加減にしてもらいたいですね。」
・・・・?!
びっくりして遠野を見上げる。
遠野も驚いたように、ドアを見つめていた。
冷たい声。
沢村から想像できない、今のこの状況。
「・・・、総一郎。なんと言った?」
学長の声。
「いい加減にしていただきたいと、申し上げたんですよ。学長。」
「沢村君、学長に対して・・・っっ。」
国語講師の声。どうも中には、講師と学長がいるみたい。
沢村、理事長の息子だもんな。
講師だけじゃ、言う勇気がないってか。
「この成績をとったこと、勉強をおろそかにしていたことは謝ります。ただ・・・。」
講師の声だろうか。息を呑む音が、かすかに聞こえた。
「このテストを受けたのは、相馬さんと会う前です。テストの後、知り合ったんです。」
おっ、いいとこつくね~。
講師室の前でドアにへばりついている俺達の横を、何人かが胡散臭そうな顔をして通り過ぎていく。
「初めて話して、一緒にファーストフードを食べました。僕達を見ていた人は、何人もいますよ。確認を取られたら、如何ですか?」
「失礼だろう、沢村君!学長に謝りなさいっ。」
かなりてんぱってる講師の声。
「・・・、謝る?」
相変わらず、沢村の声は落ち着いている。
「先に相馬さんに謝られたら如何ですか、叔父さん。知り合ってもいない人間に、僕の成績が下がった理由を押し付けるなんて。」
立ち上がる気配。
慌ててドアから離れる。
「そちらのほうが失礼ではありませんか?学長。」
うっわっっ
慌てて後ずさったせいで、遠野が持っていたスケッチブックをふんずけて、そのまま転がった。
「あっ、こら、そーちゃん何やって・・・。」
「失礼します。」
あぁぁぁぁぁ・・・。
目の前でドアが開き、沢村が出てきた。
俺たちの角度からは、中の様子は見えない。
丁度大きな本棚が、視界をさえぎっていた。
ドアを閉めて振り返った沢村の前には、転げている俺とその下からスケッチブックを拾い上げる遠野の姿。
「・・・、何をやっているんですか。」
沢村は俺達を見て、一瞬驚いたが、にこっといつもどおり笑った。

2006.07.25 17:00|未分類

ituka


蒸し暑いですね。今日は、グダッていう感じです。
登場人物を絵に描いてみました。
下手ですが、楽しめてかけたので自己満足中心と言うことで。
右から沢村・相馬・遠野です。
話しはじめから、考えていたものとだんだん変わってきてしまったので、
どうしようか悩んでます。
行き当たりばったりで、ブログに書き込むようになりそうです。

2006.07.25 09:24|いつか見た あの場所で

                第2章 <<自分の居場所と生きる意味>>VOL.1 


駅の改札からでる。10月も終わりに近づいて、街中を吹き抜ける風はますます冷たくなっていた。
予備校は地下鉄の駅の出口から、歩くこと5分。
ファーストフードや喫茶店の立ち並ぶ中に、妙な電飾をきらめかせて建っている。
ポケットに手を突っ込みながら、身をちぢこまして予備校の入り口をくぐった。
「・・・?」
入り口前の掲示板に、何か紙が貼ってある。
何人か人がいて遠目からしか見えないが、どうもテストの成績発表のようだ。
「おーはよー。」
「うっわ。」
突然の後ろからの声に、びっくりして驚く。振り返ると遠野が立っていた。
「なんだよ、びっくりするじゃねぇか。しかももうこんばんはです。今は夜の7時。」
遠野はスケッチブックを小脇に抱えて、まぁまぁと俺をなだめるように手を振った。
「それどころじゃないよ、そーちゃん。よびだしくってるぜ。」
はぁ?
「国語のテスト、あったんだろう?補習組だって♪」
・・・めんどくせー
あぁそうか、沢村や遠野とあった日のテスト結果ね。
確かに見直しも何にもしなかったから、しっかたねぇか。
「じゃぁいってくるかな。今日、沢村は?」
授業以外は沢村の近くにいる遠野なのに。
「この近くにいるの?」
遠野に問いかけると、口の端をあげてにやっと笑った。
「あそこ。」
遠野の指差した先は、講師室。
「え、講師室って。沢村もまさか?」
「そ、そのまさか。」
呼び出し食ったのかよ。信じらんねー。
沢村は俺と違って頭がいい。
俺とご同類になるはずが・・・。
遠野と目線を合わせて、頷く。そろっと講師室の前に行き、ドアに耳を当てた。
「では、どうしても僕自身の実力の結果を、他人に求めるんですね。」
・・・、沢村の声、こわっ。


テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.24 09:01|いつか見た あの場所で

「で、あんたは?トオノ セイイチサン。俺は初対面なんだけど。」
話し終えてタバコをゆっくり吸っている、遠野に言う。
「うん?俺?」
タバコ吸ってるし、いくつだこいつ。
「遠野征一、21歳。美術コースにいるよ。飯食ってたらうちのかわいい沢村が、こわもての相馬君と一緒に来るもんだからびっくりして。」
「話を盗み聞いてた
ってわけかい。」
「そーうでーす。」
面白くねー。どうせ顔は怖いですよ、沢村に比べりゃ。
「まぁ、別に怖いと思ってないけどね。噂があてにならないのは、よく知ってるし。」
噂・・・?
「講師の中の?」
うんそう、とタバコを灰皿で消す。
「講師室の窓ガラス全部割ったって聞いたけど♪」
「なっ、ドアだけだよっ。割ったのは!」
どこまで話がでかくなってるんだ。
遠野は笑いながら頷くと、トレーに灰皿を置いた。
「沢村、そろそろ時間だろ。お迎え来ちゃうよ。」
「お迎え、そっか。悪かったな、引き止めて。」
沢村はその言葉に、首を振った。
「とても嬉しかったです。また、来ましょうね。」
・・・女の子みたいな、話し方だなぁ・・。
そう思いながら、トレーを片付けて外に出る。

外は秋口の冷たい風が、ビルの間を吹き抜けていた。
予備校の入り口の近くに、黒塗りの車が止まっている。
「うひゃ、すごいな。じゃあな、沢村。」
「あ、はい。相馬さん、遠野さん。また・・・。」
そういうと、黒塗りに向かって走っていった。
「すごいねぇ、黒塗りの車に運転手。ボディーガードですかあの2人は。」
沢村を車に迎え入れる、男が二人。
「そ、お坊ちゃまだからね。犯罪に巻き込まれないように、してるんじゃない?」
だから
と、遠野がこっちを見て笑った。
「沢村は、人を疑うってことを知らない。だから俺が見てやってんの。本人に内緒でね。」
・・・・・
「ボディーガード・・・?」
遠野って・・・。
遠野は、口の端を揚げて笑った。
「そう、そーいうところから派遣されてきてるのよ。俺は。でも、」
と、俺の頭をぽんっとたたく。
「そーちゃんはぜんぜん平気そうだから、いいや。沢村をよろしくね。顔怖いし。」
・・・顔怖いは余計だ。
「親戚って言うのは・・・?」
そういうことにしてあるんだ。
呟く遠野の表情は、とても寂しそうだった。
「向こうの親父さんの、仕組んだことだよ。ふっうーっ。」
話しながら伸びをして、かばんを背負いなおした。
「さて、俺の役目は今日はここまでだから帰るとするよ。」
「あ、あぁ。」
じゃ、またね、と遠野はバイク置き場のほうに歩いていった。
俺は遠野の後姿を見送りながら、複雑な世界に入り込んじまったなと心で呟いた。

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.23 11:20|いつか見た あの場所で

「へ・・・?」
「え?」
2人同時に振り向く。
そこにはすでに食べ終わったトレーを前に、タバコを吸っている男がいた。
「目立ってる?」
その言葉を繰り返す。
「そ、目立ってる。気付かんかったのかい、周りの視線。」
その言葉に、ぐる・・・っと見回してみる。
・・・?
なぜ、目が合う人がいるんだろう・・・。
確かにこっちを見ている人が、何人かいる。
沢村と怪訝そうな顔で、答えを求めるようにそいつを見た。
「あのさ・・・、相馬はいいや。沢村は、気付いたことなかったの?」
「はい。」
「て、ちょっとまて。」
眉間についしわがよる。
「おい、あんた。何で俺たちの名前知ってるんだよ。突然話し入ってきて、よびすてかい。」
そいつはきょとっと言う顔をしたが、口の端を揚げて軽く笑った。
「沢村は、知り合い。」
な、と沢村に同意を求める。
沢村は、にこっと笑った。
「相馬さん、この方は遠野 征一さんといって、美術コースの方です。僕と遠野さんは親戚です。」
・・・
「親戚?」
そ、と遠野はタバコを灰皿に押し付けた。
「遠い遠い親戚だけどね。つい最近それ知って、沢村のほうから話しかけてくれたんだよ。」
ふうん。
「で、俺の名前は?何で?」
遠野はおかしそうに、口に手をやる。
「相馬 主計君。講師連中の中で、とっても有名よ?俺、講師受けあんまよくないけど、相馬よりましだって何度言われたか。」
・・・・、俺を比較対象にするなよ・・・。
がくっと肩を落とす。
「まぁまぁ、それより沢村。本当に気付いたことないの?行き帰りとか。」
話が戻る。沢村は困ったように、首をかしげた。
「あまり・・・。車で帰る時もありますし。」
車?
「なっ何で車。過保護なおうち?うるさいおうち?」
遠野はうるさいな、と手を振った。
「話のこしおるねぇ、そーちゃんは。」
「そーちゃんてなんだよっ」
「うるさいがきだいしょうな子に見えるから。後で説明したるから、ちょっと黙ってて。」
うぐっ・・・
「沢村、電車で帰るとき結構女子のグループにつけられてるのよ。」
・・・・
「つけられてる・・?」
「そ、ご本人たちは愛ゆえの行動なんでしょうけどね。ファンクラブめいたこと、やってるんじゃないの?」
周りに見え見えで、見てるほうはひくけどね、とタバコを取り出す。
「人気あるんだよ、沢村。かわいいし、マスコット的な存在なんじゃない?」
沢村が、うれしくないです、と呟く。
「予備校の理事長の息子だしね。」
・・・
「理事長の息子?!」
びっくりして声が裏返っちまった。
沢村は、嬉しくなさそうにため息をついた。
「だって、この予備校全国に展開してる・・・、え、沢村おぼっちゃま?」
「その言い方、やめてください。いやなんですから、その立場。」
ひねたように、呟いた。
うーん、確かにかわいいかも。じゃ、なくて
「車のお迎え、理由わかった?」
遠野が言った。口の端から煙が吐き出される。
「うん、分かった。」
だから予備校いって大学行けと・・・。後継者って奴だ。
なんとなくさっきと見る目が変わるな・・・。

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.22 09:14|いつか見た あの場所で

予備校近くのファーストフード店は、学生でかなり込み合っていた。
空席を探して入り込む。
やっと見つけた隣り合わせに座るカウンター席に、荷物を置いた。
「名前は?なんていうの?」
同じようにそいつも、荷物とトレイをカウンターおいて席に着いた。
「沢村・・・沢村総一郎です。」
ふうん・・・。名前がかなりかっこいいんだけど。
お坊ちゃまと言うか、なんだかとろーんとした奴だな。
「沢村はさ、大学行く為に予備校来てるんだよな・・・?それとも違う夢の為?」
ストレートな俺の問いに、一瞬顔を曇らせたが
「僕は・・・、予備校に来たくないんですよ。本当は。でも父は学歴社会にどっぷりつかっている人で・・・・・。」
許してくれないものですから・・・、とカフェオレを口に運ぶ。
「でも、逆らうことも出来ずに言われるまま予備校に来てるんですから。僕も父と変わらないんだなと思って。」
自嘲気味に笑った。
「あぁ、それでさっきの詩を書いてたんだ。」
ゆっくりと頷く。
「こう、思ったことをつい言葉にしてしまう癖が・・・。テスト中に何やってんだって感じですよね。」
そこまで言って、俺の顔を見た。
「相馬さんは?大学進学のためじゃないんですか?」
「あ、俺?」
食べていたハンバーガーの残りを口に押し込むと、コーヒーで流し込んだ。
「いやさ、俺も少し前まではこう・・・、夢見ていたわけよ。大学入ったら何しようってな。だけどさ、先月模試あったじゃん?予備校内の。」
そこまで言って、2個目のハンバーガーを手に取る。
「あぁ、どこかで相馬さんの名前に覚えがあるなって思ったら・・・。」
「そんなに噂になってる?めんどくさいなぁ・・・。」
げんなりと肩を落とす。
沢村は笑いながら否定した。
「そんなことないですよ。」
先月の模試の際、たまたま部活の試合があって。
高校生最後の試合だから、最後まで・・・打ち上げまで出たかった。
でも、最後までいると模試の時間に間に合わない。
「今でも覚えてるね。あの講師のむかつく目!」
試合の前、講師に模試の日を別にしてもらうよう頼みに行った。
同じ模試を3回、行う予定だったから。
次の会にしてもらいたくて。


{すみません、こういうわけなので次回に変えてください。}
自分が悪いから、頼みにいったのに。
講師はめんどくさそうに、ため息をついた。
{もう模試のメンバーに入ってるし、お前一人だけかってさせるわけにはいかない。}
くそ~、普段手のかかる生徒だと思われてるからなぁ・・・。
きっと他の奴ならOK なんだろな。
{でも、高校最後の部活なんです。}
・・・、講師は少し俺の方を見てまた書類のほうに目をやった。
{部活って、お前、部活と模試とどっちが大切だ?}
・・・・部活。
心の中でそう思いながらも、尊大な態度の講師をにらみすえた。
{お前にとって今大事なのは、部活じゃない。勉強だ。}
・・・
{大学行けなかったらどうするんだ?どうせ勉強できないから模試受けたくないんだろう?}
そこまで言って俺を見た。
{お前、このまま行けば、ただの敗北者だぞ。社会からのな。}
このやろ・・・!


「で、指導室のドアのガラス、割って出てきちゃったわけですか。」
沢村が、楽しそうに笑った。
「うん、そう・・・。って、え?何でそこまで知って・・・?。
「僕、その講師に用があって指導室の近くにいたものですから。だから知ってるんですよ。」
それほど大きな噂になってはいないです、と続けた。
「あ、そうなんだ。よかった。」
沢村はカフェオレを飲み干すと、コップをトレイに置く。
「講師もあれてましたよ、なんて奴だって。」
「いや、わざと割ろうとしたわけじゃなくて、思いっきり閉めたら割れちゃっただけなんだけどさ・・・。」
でも・・・、と沢村が呟く。
「今日本人に誘われて、ご飯食べるとは思わなかったですよ。話すとは思わなかった。」
・・・・・?どうして?
「だって僕とは違う世界の人だと思ってたから。」
その答えに言い返そうとした瞬間、後ろの席に座った男が話しに入ってきた。
「本当にな、おたくら2人ずれ。かなり目立ってるよ、
違和感満載で。」

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ジャンル:小説・文学

2006.07.21 13:09|いつか見た あの場所で

はじめまして、kazu osinoと申します。


日記のブログをやっているのですが、小説専用のサイトを立ち上げたくて


こちらにやってまいりました。


今日から、長編自作小説を書き始めます。


興味をもたれた方、お散歩途中に立ち寄られた方、覗いてみて頂けると嬉しいです。


パソコンに詳しくなく、お見苦しい点多々あると思いますが、ご容赦ください。


題名は、「いつか見た あの場所で」


続きを読む >>

テーマ:自作小説
ジャンル:小説・文学

2006.07.21 12:08|未分類
新しくやってきましたkazuと申します。
先ほどはじめたばかりで、構築するまで見苦しい画面になっているかと思いますが、お待ちくださいませ。
又来ていただけるのを、お待ちいたしております。

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2006.07.20 11:33|いつか見た あの場所で
呉羽(くれは)
kureha

蒼空界守護神
神界から降ろされた、蒼空界を守護する神。
癒し系の術を、得意とする。
神の啓示を受け、界王と共に世界を治めるのが役目。
闇に傾いてはいけない神の心。呉羽は、いろいろと心に秘めるものがあります。

コウ
kazu osino
右がコウです 左が遥です

コウ・アルラス=エルジ・サナ・・・懐かしい、コウのフルネームです。
年齢 400歳前後。
長いので、蒼空界の人は年齢をあまり気にしません。

成人の儀式の日の途中、葉影の粛清で一族を全て殺された、サナ族の族長。
サナ族の成人は、100歳前後。
サナ族は、カイとコウの二人しか、生き残れなかった。

南の少数民族で生き残った者は、呉羽に助けられて、宮に数人暮らしています。
そして、東の国の生き残りも。


柳 遥(りゅう よう)
水を操る家系の生まれ。東を束ねる族長です。
葉影に真っ先に反対し、真っ先に滅ぼされました。
年齢はすでに500歳近く。

身長 180cm
体重 68kg
血液型 A型



宵(しょう)

蒼空界 前守護神
呉羽の前の守護神。蒼空界が内戦により滅亡する寸前、自分を犠牲に界を救う。
現状、南の封印宮に封印されている。
神界と人界からエネルギーを取り込み界の力に変えて蓄積していたが、葉影が神界との繋がりを断ち切ったので、人界からの力しか流入せず。
人界の力は宵を肥大化させ、爆発寸前の状態。



烈(れつ)


retu

本名は、まだ登場してない
西の国、族長 神離の元配下。
年齢 400歳前後。コウより上。
葉影の内乱の際、自国を守るため神離に殺されかける。
呉羽に助けられ、命を永らえる。が、名を変え、西には戻っていない。
神離の配下に戻る意思はない。


沙綾(さや)
伽耶

本名 伽耶(かや)
年齢 400歳前後。コウと同年代。
烈に従って戦いに赴き、命を落とす。
呉羽により与えられた死の石の力で、命を永らえる。
アウルの町の長。
癒しの力を持つ。




碧(みどり)

神離 次女。
400歳前後。伽耶より年下。
内乱時呉は飲み屋に滞在中。西の者に襲われ、呉羽に助けられる。
その後、朔、に守られ、山岳地帯で隠れ住む。


朔(さく)


烈の配下。
年齢450歳前後
烈より年上もしくは同世代。
襲われた碧を助け、南と王都の境にある山岳地帯に隠れ住む。








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2006.07.20 10:34|未分類

沢村 啓吾   
 
沢村総一郎の父親。
予備校 理事長。
予備校を核に、不動産から書籍販売、出版社など多岐に渡る仕事を手がける。 
妻 美恵子を恋人から奪い政略結婚したが、失踪される。
1人息子である総一郎を跡継ぎにするべく地盤を固めている。

基本、自己中。落ち着いてはいるが、優しさを相手に見せることはしない。


沢村 和明

沢村総一郎の叔父。啓吾の弟。
予備校 学長。
妻、会社員の長女、高校生の長男の4人家族。
啓吾から会社を引き継ぎたい欲望があり、総一郎をとても邪魔にしている。
しかし、啓吾の手前大切に予備校では預かっているが、総一郎から反抗され、啓吾から総一郎を予備校から退校させる話を聞き、行動に出る。

基本、自己中。啓吾とあまり性格は変わらないが、ずっと抑えられてきたため、啓吾に対するライバル心が強い。
また、計略が好きなので、啓吾を理事長に戴いてるが、予備校の実体は和明が手中に治めている。
 


沢村 美恵子

沢村総一郎の、母親。
現状、失踪中。すでに沢村姓ではないが、まだ本文に出てきていないので、ここでは沢村姓で出稿。
元、予備校 講師。


木田

黒服を統括。

沢村 和明 直属の黒服。理事長を守る黒服の統括も兼ねている。
総一郎達を抹殺することを和明に持ちかけた張本人。
本人は、その行動下で3人はこの世から消えると進言していた。
計略好きな和明の下、奔走している。
性格、不明。
謎の言葉を残す。

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2006.07.20 08:30|未分類

相馬 主計  そうま かずえ   (17歳)    
1987年 12月12日生まれ
身長   178cm   体重   63Kg  血液型  O型
so

ひょんなことから沢村と遠野に出会う。
沢村は、自身が通っている予備校の理事の息子。
なぜか一般市民では味合わないはずの、後継者争いに巻き込まれる。

性格  猪突猛進 



沢村 総一郎  さわむら そういちろう  (18歳)
1987年 5月20日生まれ 
身長   164cm   体重  55Kg   血液型  A型
sawamura

3人が通う予備校の、理事の1人息子。
母親は小さい頃失踪。
理事の座を狙う、叔父の学院長に狙われる。

性格  内に秘める



遠野 征一   とおの せいいち   (21歳)
1984年  6月15日生まれ
身長    183cm   体重  70Kg    血液型  O型

to
沢村を守るために父親から派遣されている、ボディーガードの1人。
味方と思っていた学院長にはめられる。
家族構成、出身、現状、何一つ分かっていない謎な人。 


性格  責任をおいすぎる


 


 



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2006.07.19 08:32|いつか見た あの場所で

蒼空界


寿命は600年から700年。
天の欲界、夜摩天と寿命を同じくするが別にかかわりはない(笑
100歳前後で成人を迎える。(各一族で、若干のばらつきはある)
その後長い青年期を経て、500歳後半から壮年期・老年期と進み、一気に老化する。


数千年前、界内の内戦で界自体を崩壊させた。
そのときの守護神であった宵が、全ての責任を負い、滅亡を逃れる。
しかし界としては存続できるほど力が残っていないので、空を神界に海を地球に重ねあわせ、力を受け取っている。

南の封印宮にて、宵は2つの命をうけ生き続けている。
一つ 地球と 神界からエネルギーをもらい続け、蒼空界が復活するだけのエネルギーを身に取り込む。 
二つ 復活できる算段が整ったならば、自身を爆発させエネルギーを界内に満たし、蒼空界を独立させる。


そして、宵が封印された後、守護神として降りたのが呉羽。
呉羽に対して宵自身が疑問を持っている。
神なのに、危うさを感じる。


300年前、前任王が退き、新界王 禪が就任。
その時期、地上界から葉影が現れる。
地上人だが、強い術力を持ち、王と共に地上界侵略を提案した。
それに反対した東の国は、滅亡。
南に広く分布していた少数民族たちを、蹂躙。

界内を武力で圧制した。

また、神界との絆を断ち切り、蒼空界は神から、また神へのコンタクトを取れなくなった。
そして、神界の澄んだ力が流れ込まなくなり、地上界の汚れた力が年々増えるにつれ、力を取り込んでいる宵の体は肥大化。


葉影は力を蓄えた今、地上界へ侵略の歩を進めようと画策中。

呉羽は神界を断ち切る前に神が降した言葉を信じ、葉影の子孫を救世主として探していた。
そこにかかったのが、相馬・沢村・遠野の3人。
3人は、葉影の子孫だった。

呉羽の力で蒼空界につれてこられたが、翌日呉羽は葉影に掴まり、帰るすべもなく、半強制的に救世主の道を歩むことになる。





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Author:kazu osino
名前  kazu osino
生息地 関東のとある家。
英語の苦手な、ちゃっかり主婦。
ブログ内記事、文章は無断転載
転用禁止にさせていただきます。
する方、いないと思いますが。
よろしくお願いいたします。

…プロフの画像を載せる事によって、
お金が入ってきたらいいなとか
お、思ってないんだからっ(笑

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